DMMから「FANZA(ファンザ)」へ名称変更
アダルトDVDやネット販売のサービスで知られる「DMM」は知っていますか?
女優名を検索した際などにも上の方に来る事が多いので男性はもちろんですが、女性の方も知っている人もいると思います。
そのDMM、正確にはネット配信事業を手がける合同会社DMM.comが、この会社の主力成人向け事業すなわちアダルト事業の『DMM』の名称を2018年8月1日から「FANZA(ファンザ)」に変更すると発表しました。
業界内はもちろん、業界外にも大きな話題を呼んでいます。
DMMといえば多くの人が成人向け(R18)事業、アダルト事業、わかりやすく言えば、AV(アダルトビデオ)の配信のイメージを持っていると思います。
会社の収益の中心だった成人向け事業を、名前を変えることで他会社のような扱いにすることで世間のイメージを変える事が狙いと言われています。
FXや金融、アカデミーやゲームなど今ではありとあらゆる様々な経営に乗り出しているDMM社のブランドイメージをアップさせる狙いと考えられています。
DMMはアダルト事業をすでに分社化していた
合同会社DMM.comは今回の発表の前の2018年3月1日に会社のアダルト事業を分割し、株式会社デジタルコマース(17年12月設立)に事業を承継済みで、すでに分社化していました。
この分社化を発表した2月の時点で、ブランドやロゴは「半年後をめどに変更する」と予告していました。
「FANZA」という名称については、「FAN」は、「FANtasy」(ファンタジー)の「FAN」、そして「ZA」は日本語の「~座」の「座」という意味と、「ZからAまで」という二つの意味を込めた造語になっているようです。
「人間の持つ様々なファンタジー、妄想、幻想を、AからZまで取り揃え提供していく場所」というのが由来になります。
FANZAに変わる事での影響
DMMからFANZAに名前が変わって他に変わることはないのかどうか調べたところ、サイト名やドメインもそのままのようですし、ユーザー側としてはポイントなどが気になるところですね。
FANZAのシステム運用・構築は、引き続きDMMが担当しています。またFANZAに名前を変更した後も、DMMのユーザーの登録内容や購入履歴・ポイント残高などは変わらず利用できます。
今回の名称変更を受けて、『DMMはあくまで成人向け(R18)事業で儲かった会社であるにも関わらず、会社の多角化経営やイメージアップのために会社を支えた成人向け事業をポイ捨てした』という印象を感じたという声も少なくありません。
DMMの狙い
多角化経営を目指す合同会社DMM.comは、株式会社デジタルコマースへFANZAを継承させ分社化させることで、
今後は『うちは成人事業はやってませんよ』という体裁ができるようになりますね。
もちろん多くの人がもっている『DMM=成人向けアダルト事業の会社』というイメージが簡単に崩れることはないが、世間が過去を忘れるまで何十年でもかけていこうという動きに見えます。
1986年、DMM.comグループ創業者の亀山敬司さんが石川県のレンタルビデオ屋として開業したDMM.comは、
2017年2月期の売上高は1823億円にまで登っています。
上場については慎重な姿勢を崩していませんが、、売上の金額を考えると十分に上場を考えられる規模になっています。
AVソリューションは今後のDMMそしてFANZAの動きに注目していきます。